辞書の有効と無効を切り替える
おまとめ忍者では、プライベート辞書とパブリック辞書の有効/無効を個別に切り替えることができます。利用シーンに合わせて適切な辞書を有効にすることで、より正確な音声認識を実現できます。
辞書の有効/無効を切り替える手順
1. 辞書の管理画面を開く
メニューボタンをクリックし、「辞書の管理」を選択します。

2. 対象の辞書を選択
辞書の一覧画面から、有効または無効にしたい辞書を選択します。 (例として「共通」辞書を選択した場合)

3. 有効/無効を切り替える
辞書の詳細画面で、トグルスイッチを ON または OFF にします。
- ON: 辞書を有効にする(音声認識に反映される)
- OFF: 辞書を無効にする(音声認識に反映されない)

辞書の初期設定
各辞書の有効・無効の初期値は以下のように設定されています:
- プライベート辞書: 有効
- パブリック辞書: 無効
初めて使用する場合は、必要に応じてパブリック辞書を有効に切り替えてください。
辞書の切り替えを活用するシーン
1. 業務内容による使い分け
- 社内会議: 社内用語が登録されたパブリック辞書を有効にする
- 取引先との会議: 取引先名や業界用語が登録されたパブリック辞書を有効にする
- 私的な利用: プライベート辞書のみを有効にする
2. 特定分野での集中使用
- 技術的な内容: 技術用語が登録された辞書を有効にする
- 営業関連: 顧客名や製品名が登録された辞書を有効にする
- 一般的な内容: 特殊な用語が少ない場合は辞書を無効にして標準の認識精度を活用
3. トラブルシューティング
- 特定の単語が期待通りに認識されない場合、関連する辞書が有効になっているか確認する
- 認識精度に問題がある場合、一時的に全ての辞書を無効にして基本性能をテストする
辞書切り替えの実践的な使い方
日常業務での効果的な辞書活用例
営業部門の場合
- 朝の営業会議: 「社内共通」辞書と「営業部門」辞書を有効に
- 顧客訪問前: 訪問先の顧客名が登録された「顧客」辞書を事前に有効に
- 商談記録: 商品名や数字が多い場合は「製品」辞書を有効に
技術部門の場合
- 開発会議: 「技術用語」辞書と「プロジェクト」辞書を有効に
- 障害対応: エラーコードや専門用語が登録された辞書を有効に
パフォーマンス改善のコツ
- 使用しない辞書は無効にしておくと、音声認識の処理速度が向上する場合があります
- 異なるシーンでよく使う辞書の組み合わせをメモしておくと、切り替えがスムーズになります
- 音声認識の精度に問題を感じたら、まずどの辞書が有効になっているか確認することをおすすめします
複数辞書の優先順位
複数の辞書で同じ「読み」を持つ単語が登録されている場合、以下の優先順位で適用されます:
- プライベート辞書: 最も優先度が高い
- パブリック辞書: 複数ある場合は管理者が設定した優先順位に従う
- システム標準辞書: 標準の音声認識辞書
注意事項
- 辞書の有効/無効設定はブラウザごとに保存されます
- 異なるデバイスやブラウザでは設定し直す必要があります
- 多くの辞書を有効にすると、特定のケースで認識精度に影響する可能性があります。1 度に有効にする単語は 100 個以内にすることを推奨します
よくある質問
Q: 一度に複数の辞書を有効/無効にする方法はありますか?
A: 現在のバージョンでは、辞書ごとに個別に設定する必要があります。
Q: 辞書の有効/無効設定を変更しても反映されない場合はどうすればよいですか?
A: ブラウザのキャッシュをクリアしたり、ブラウザを再起動すると解決する場合があります。それでも問題が解決しない場合は、サポートにお問い合わせください。
Q: 音声認識中に辞書の有効/無効を切り替えることはできますか?
A: 音声入力の途中で辞書を切り替えたり、単語の追加削除等の編集はできません。重要な音声認識の前に設定を確認しておくことをお勧めします。